Monday, April 14, 2008

书讯一则(摘自《中华读书报》)

『中華読書報』2007年12月5日「書評週刊」の記事をひとつ(抄訳)。

马俊峰《中国价值论领域的奠基之作》-评李德顺《价值论》第二版,中国人民大学出版社,2007年9月
20年前、すなわち、1987年、李徳順氏の『価値論』が出版された。李徳順氏は大学入試再開後の最初の修士、最初の博士だ。本書はその博士論文をもとに書かれている。(中略)20年を経て、作者は修訂を施し、第二版として当時と同じ人民大学出版社が出版し、さらに座談会を開催している。
(中略)
李徳順氏の『価値論』における最大の貢献、同時に中国マルクス主義哲学に対する重要な貢献は、主観性と主体性の違いを明らかにし、「主体性」という哲学概念を確立し、価値を主体性を有する客観的事実であると見なしたことだ。価値は人によって異なり、主体のニーズの変化にしたがって変化するが、同時にそれは客観的なものであって、主観的なものではなく、人々の評価や願望によって転化するものではない。ここでの主体は個人でもいいし、集団でも、人類全体でもよい。どのレヴェルの主体においても、そのニーズは客観性を有する現象であり、一定の客体がもつ属性や機能が主体のニーズを満足できるかどうか、そしてその満足の程度はどうかということもまた、客観的な事体である。したがって、価値の問題についても、科学的な理論研究は可能なのだ。『価値論』の第一篇「価値に関する本体論的研究」は、本書全体の半分近くを占めているが、それは主にこの問題を解決しようとするもので、価値の本質と特徴を議論している。わたしたち今日の研究者たちが「価値は主体的な現象である」ということを基本的な常識であるかのように気軽に述べてしまうとき、当時の開拓者がいかにたいへんであったか、その功績はいかなるものであったかを決して忘れるべきではないだろう。

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