Tuesday, June 26, 2007

中国における1960年代の消失

拙訳の汪暉「中国における1960年代の消失(下)-脱政治化の政治をめぐって-」が掲載された『思想』第999号が発行されたようです。汪暉氏の単発の論文としては、「グローバル化のなかの中国の自己変革を目指して」(『世界』1998年10、11、12月号)以降、最も重要なものではないかと思います。また、中国の批判的言説におけるカール・シュミット受容のひとつのケースとして見るのもおもしろいのではないかと思われます。
参考までに、原題は、《去政治化的政治、霸权的多重构成与六十年代的消失》でした。

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