Wednesday, May 14, 2008

“现代中国”与儒学普遍主义

汪暉氏が《帝国的自我转化与儒学普遍主义》(帝国の自己転化と儒学的普遍主義)という長編の論文をネット上に公開しています。基本的には、4巻本『現代中国思想的興起』の中で論じてきた、経今文学の解釈学に基づくmodern Chinaの体制構想に関する彼の主張の延長上にあるもののようですね。わたし自身まだ読んでいませんが、とりあえずダウンロードしておきました。上のハイパーリンクからお入りください。『読書』の編集を下りた後に行われたはずの思索がどれほど形になっているのでしょうか?
それにしても、「グローバリゼーションと脱政治化」という氏の問題提起は、チベット問題があのような形でクローズアップされるようになってから益々重要であると思われてきました。
そして、今回の巨大地震。報道の中には政治的な思惑をさぐらんとするむきも少なからずあります。そのような観察と推測の当否を判断する力はわたしにはとてもありません。ただ、災害大国でもある中国で、このような巨大災害が起こるたびに展開される迅速かつ献身的な各方面の救済活動や、市民レヴェルでの互助活動、そしてそれらを支える強力なリーダーシップの姿から学ぶべきものがきっとあるとわたしはいつも思います。

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