Monday, October 24, 2011

王中江教授讲演(日文版)

王中江教授(北京大学哲学系)が10月29日(土)に駒場で学術講演会を行います。テーマは「出土簡帛文献と古代思想世界の新しい発見」です。
1970年代以降、中国の経済発展に伴って、中国の各地で、秦代から漢代にかけての古文献が発掘されるようになりました。これらの文献は、竹簡や帛書(絹に書かれた書物)としてつくられたもので、紙製の書籍へと整理される前の原始テクストの内容が記されています。それらは、2000年以上の時間を隔てて、今日の人々に、伝世文献が伝えては来なかった古代思想の姿を明らかにしてくれるもので、古代思想史を書き換えるようなポテンシャルを秘めています。王教授は哲学研究者としての立場から、これら出土文献を読み解き、出土文献によってもたらされる哲学的な意義について、新たな解釈の可能性を探っています。

詳細は、中国社会文化学会のサイトへ。

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