Tuesday, March 8, 2011

世界是属于你们的,“中文”也是属于你们的

「東京大学新聞」の「受験生応援号」に「初修中国語の紹介」を載せてもらいました。タイトルは、見る人が見ればたぶんわかることばをもじったものです。以下、その全文です。
世界はあなたに、中国語はあなたに
 中国語がこれほど多くの履修者を集めるようになってまだ十数年。実は、中国語は若い外国語なのです。「中国語が若い」などと言うとのけぞってしまう人もいるかもしれません。しかし、新中国がやっと還暦を過ぎたばかりであることを思えば、的外れではありませんよね。中国語を学ぶということは、若くて将来性のある言語を学ぶということなのです。
 皆さんが感じているとおり、中国語はきわめて実用的な言語ツールです。中国の経済発展にしたがって、中国語が使用される範囲はまだまだ今後も広がり続けるでしょう。アメリカの科学研究者の1割強が中国系だとする説もありますが、中国語がつなぐ世界はもはや中国という一国家・一地域の文化・社会には収まりません。一昔前までは、中国や中国文化を知りたいというのが、中国語学習の一般的な動機でした。でも、今はこう言うべきです「世界を知るために中国語を学びたいのです!」
 19世紀、ドイツ語から人類の智慧が生まれました(例えばマルクス)。20世紀にはフランス語からもきら星のように知があふれました(例えばレヴィ=ストロース)。21世紀を代表する人類の智慧は、これらの言語のほかに、中国語からも生まれてくるかもしれません。なにしろ、これほど多くの頭脳たちが中国語を背景とした生い立ちを有しているのですし、この若い言語の先には、再び読まれることを待つ豊かな古典の世界が広がっているのですから。あなたがそんな新しい智慧の誕生を目撃することにならないとも限りません。そう、中国語のなかでは、果てしない世界が皆さんの探索を待っているのです。
 東大の中国語は、1年生の時に統一教材を使って、中国語コミュニケーションに必要な基礎を身につけます。盛りだくさんの教科書なので、はっきり言って勉強はきついです(覚悟してね)。文系の人はさらに演習の授業や2年生の授業でスキル・アップを目指します。興味のある人には、文系・理系を問わず、多様な選択科目が用意されています。中国語が皆さんの知的好奇心をくすぐることは間違いありません。

世界是你们的,也是我们的,但是归根结底是你们的。你们青年人朝气蓬勃,正在兴旺时期,好像八、九点钟的太阳。毛泽东世界は君たちのものでも、わたしたちのものでもある。でも結局のところそれは君たちのものだ。君たち若者は朝のはつらつとした活気にあふれ、いままさに勢いづいている。まるで8時か9時の太陽のように。毛沢東)

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