Thursday, February 1, 2024

大学で学ぶということ

  大学に入ってきたばかりの学生さんにとって、大学で学ぶことが高校までの教育のあり方とは大きく違うことはカルチャー・ショックかも知れません。例えば、入学後最初の授業の時に、わたしから「なぜ授業に出るのか?」と問われると、学生さんはそれが学生にとっての義務であるからと答えます。実はそうではないということはキャンパスで過ごす時間が長くなるにつれてわかってくるはずだとわたしは思っていたのですが、最近はそうでもないようです。

Sunday, January 21, 2024

翻訳技術の向上と中国語学習

  期末試験の採点と今学期の成績報告が完了しました。駒場でのわたしの授業(1年生向けの必修授業)では、COVID-19パンデミックで授業がオンライン化されて以来、完全に音声重視の試験を課すことにしています。しかも、教科書やノートなど「すべて持ち込み可」の方式です。オンライン授業中は定期試験もオンラインでやらねばならず、参考資料の制限をすること自体がナンセンスな要求でしたので、いっそのことこの方式にしました。敢えて制限事項を挙げるとすれば、必ず本人が一人で受験してください、ということでしょうか。「中国人も持ち込み可ですか?」という素敵な質問をしてきた学生さんがかつていましたので、それ以来、このような制限があることを全員向けに知らせています。

Friday, January 5, 2024

「逃げる」ことも選択肢

もう一昨年前のことになりますが、パンデミックのさなかに書面インタヴューを受けました。学生さんから時々おもしろく読んでくださった旨の感想をいただきますので、リンクを貼り付けておきます。

東大教養学部国際交流センターのnote 

Thursday, January 4, 2024

映画『小さき麦の花』(隐入尘烟)観賞記 兼ブログ再開報告

長らく休眠状態だったのですが、わたしがわたしだけを代表してものを書く場所が再び欲しくなりましたので、このブログを再開することにしました。

まずは、2023年1月12日に書いたままお蔵入りしていた映画の観賞記。中国では『隐入尘烟』というタイトルで評判を呼んだ『小さな麦の花』という映画です。かつて授業を担当したことのある学生さんから試写招待券をいただいて観賞がかないました。

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 見慣れた風景がほぼ全篇に続く映画だった。だが見慣れた風景とは違っていたところもある。違っていたのは、

Sunday, March 8, 2015

2015年度夏学期中国語中級(読解)シラバス

来学期の中国語中級(読解)のシラバス概要です。後期課程生向けには「共通中国語(中級読解)」として開講されます。詳細はUTask-WebまたはUTmateで確認してください。

Saturday, February 28, 2015

2015年度後期課程シラバス【夏学期】

2015年度Sセメスター「現代思想特殊演習/特殊演習研究[アジア・日本研究コース]」のシラバスです。

Saturday, February 14, 2015

2015年度大学院シラバス【夏学期】

【講義題目】『大乗起信論』と東アジアの近代
【授業の目標・概要】近代仏学の形成という観点から日本と中国の近代思想史を読み直す。
【授業計画】中国と日本の近代仏学の発展史を概観しつつ、『大乗起信論』を中心に論争史を追う。

詳細はUT-mateをご覧ください。